GOFUKU NAKASHIMAYA
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呉服なか志まや西へ! ご報告

来日16年、和の世界に魅了され、今年5月には初めての著書『パリジェンヌの着物はじめ』を出版したMaia Maniglier(マニグリエ 真矢)が、祇園祭の京都で、自ら女将となり三日間限りの仮想呉服屋をオープンいたしました。
250平米の町家を仮想呉服屋に仕立て、呉服店主であり着物コンシエルジュである中島寛治の協力を得て開催した今回の展示会、メインテーマは「羽裏と襦袢」。
2003年東京・神楽坂のギャラリーでの展示会では、いわば夏の着物の導入編として新しいタイプの浴衣をプロデュースしましたが、この京都ではより深い形で着物を誂える楽しさを体験していただきたいと考えました。そこでこだわったのが、日本独特の「隠された美しさ」。シンプルな着物が主流となりつつある現代だからこそ、見えない部分に秘められた美しさや思いを纏うのが、和装の愉しみの一つだと言えるでしょう。デザインは、岡達也・ゴトウヒロシが担当。モダンで斬新なモチーフには、裏アートであるからこそ表現できる個人的な憧憬、嗜好、現代の風俗文化等が反映され、来場者の驚きと注目を集めました。
また、パリジェンヌの感性で和のランジェリーをルネッサンスしたい!と、日本有数の仕立屋『一衣舎』とのコラボレーションにより、細部にこだわった「肌襦袢」のプロトタイプを発表。女将真矢のセレクトによる、第一線で活躍する作家やブランドの品々も京の町家を艶やかに彩り、仮想呉服屋の雰囲気を盛り上げました。
三日間という短い展示期間にも関わらず、祇園祭の賑わいを背に、まるで呉服屋のように設えられた空間で、自分のための着物を選ぶように作品等を堪能する来場者が後を絶ちませんでした。「この展示会のためだけに夜行バスで京都に来ました!」という学生さんをはじめとする来場者の方々の熱気、仮想でありながら理想的な呉服屋をつくりあげようとするスタッフの心意気−それらに支えられて、呉服屋の形を借りた本展示会は、盛況のうちに幕を下ろしました。
この真夏の夜の夢のような仮想呉服屋は、今後の和のブランドマネージングに向けてのキックオフ。オートクチュール感覚の着物を気軽に楽しんでいただけるよう、ラインナップを広げていく予定です。しかし、着物を着ること自体がゴールではありません。着物を着ることによって広がる和のライフスタイルや遊びを提案し、日本人が忘れかけている素晴らしいものを見つめ直すこと、リデザインしていくことにも取り組んでまいります。

マニグリエ 真矢著 『パリジェンヌの着物はじめ』 ダイヤモンド刊
(C)2005 Nakashimaya Project
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